東方の海

サブカル考察など。

しばらくぶりのラブライブ劇場版についてです。今回は作中での時間進行についてまとめたいと思います。ネタバレを含みます。




















出来事の表

幼女時代(劇場版回想部分)
穂乃果、ことりと海未の前で池を飛び越える。ここで『SUNNY DAY SONG』の曲が初出。

穂乃果が高校2年生
テレビアニメ1期→テレビアニメ2期。

穂乃果が高校2年生での卒業式(劇場版1日目)
2期終了後、ドームライブの話が舞い込む。親鳥宛にNYのテレビ局から手紙が届き、NY行きを決める。パスポートを申請する。東京では祝日がない限りちょうど1週間後に受け取れる。

2日目~8日目
『Angelic Angel』の練習と旅行の準備。8日目にパスポートを受け取る。

9日目
朝11:00頃に成田空港を出発。約12時間45分のフライトの後、現地時間の当日の朝10:45頃にJFK空港に到着。
行きの座席
 後ろ
EDC通BA窓
希に絵真海
 花凛穂こ
11:00頃にタクシーで出発。12:00頃に到着。海未たちが迷子になって15時頃に全員到着。
ホテルの部屋割り
海未・ことり(ババ抜きのダブル部屋)
希・真姫(シャワーのあるダブル部屋)
凛・花陽(夜景が見える部屋)
穂乃果・にこ・絵里(ハネムーンベッドの部屋)
カップケーキを食べた後食事に出かけて戻って終わり。

10日目
朝にセントラルパークをランニング。昼はホテルでランチ、午後はNYを観光索し、17時ごろにロックフェラーセンター屋上の展望台で会話。降りると雨になっており、1年生たちが『Hello, 星を数えて』を踊りながらブルックリン橋に移動し星空になる。
夜、ホテルでパンを食べるが、花陽がご飯が食べたいというのでGOHAN-YA(大衆居酒屋ケンカがモデル)でさらに夕食。
夕食後、穂乃果が迷子になり、女性シンガーと遭遇、ホテルに戻る。

11日目
日中はタイムズスクエア前でライブの準備。夜はタイムズスクエア前で『Angelic Angel』を踊る。

12~13日目
8:45頃にJFK空港を出発。11:10頃に成田空港に到着。
帰りの座席
 後ろ
窓GF通ED
 絵希
 凛真 海花
 こ穂 に
空港で待ち構えていた女子高生にサインを求められる。
14:05頃、リムジンバスで秋葉原へ出発。14:55頃、秋葉原に到着。人気が出ており、隠れながら移動。3年生たちが『?←HEARTBEAT』を踊りながらそれぞれの自宅に帰宅。穂乃果宅に集合し、今後について話し合う。

14日目
学校に行くと、生徒に追い掛け回され、穂乃果が緊縛される。昼頃、部室で次のライブの曲を聴く。そこに親鳥がきてμ's存続を要望する。午後、μ'sの9人は悩むが答えが出ない。家に帰ると雪穂と亜里沙が部屋に入ってきて話をする。その後ツバサからドライブに誘われてドライブ。穂乃果は夜にUTX前から歩いて帰宅。

15日目
この日は雨。穂乃果は制服で午後に秋葉原をうろついていると、女性シンガーと再会。家の前まで連れてくるものの、引き返し、前の問いを投げかけられ、飛べるよと言われる。寝ている夢の中で、女性シンガーに励まされて大きな池を飛ぶ。

16日目
絵里からメール。穂乃果は神田明神に寄ってから朝8時頃屋上へ。そこでスペシャルライブの話を持ち出す。即ツバサに相談しUTXを訪れ、賛同を得る。すぐに全国のスクールアイドルにメールを送り、その日の午後に会える範囲で会うことにし、2年生たちが『Future style』を踊る。

17日目
朝からスクールアイドルたちを訪れる。
ことり・花陽・にこは隅田川、穂乃果・絵里・真姫は原宿、凛・希・海未は井の頭公園を訪れる。その日の午後に学校に戻ってくると、既に20組から参加表明をもらっている。そこにA-RISEが手伝いにきて、μ'sと力を合わせて歌詞制作・曲制作・衣装制作を行う。

18日目
前日準備。朝から1日かけて露店で資金を稼ぎスペシャルライブのステージを作る。夕方、通し練習の前にμ's解散宣言をする。

19日目
スペシャルライブ当日。8時頃、μ'sは朝から移動を開始。UTXまでの競走で穂乃果はアネモネの花びらを見かける。既にスクールアイドル約300人80組が着替え終わって秋葉原に集結していた。昼頃からスペシャルライブ開始。全員参加の『SUNNY DAY SONG』をはじめ、地域ごとに多数グループが合同で同じ曲を踊るパフォーマンスが繰り広げられる。
16:30頃に閉幕し、記念写真を撮る。

同年4月
旧3年生組が卒業。旧2年生組はアイドル活動を休止。花陽部長・凛・真姫の旧1年生組がアイドル研究部を率いる。雪穂と亜里沙が音ノ木坂学院に入学して入部し、晴れて音ノ木坂学院のスクールアイドルとなり、2人組で活動を始める。

翌年1~2月
第3回ラブライブ!全国大会がアキバドーム(東京ドームがモデル)で行われる。

翌年4月
旧2年生組が卒業。旧1年生組はアイドル活動を休止。雪穂が部長となり、雪穂と亜里沙の2人がアイドル研究部を率いる。

翌々年1~2月
第4回ラブライブ!全国大会がアキバドームで行われる。

翌々年4月
旧1年生組が卒業。雪穂と亜里沙は3年生になり、ここまで2人でスクールアイドルをしてきた。新歓で新たな新入部員を迎える。

翌々年6月(劇場版の最後)
ラブライブ!特別大会がアキバドームで行われる。全員高校を卒業したμ'sがゲストで呼ばれ、ラストライブで『僕たちはひとつの光』を踊る。

のような感じになっていると考えられます(根拠の薄い推測を多分に含みます)。卒業式を含めて少なくとも19日はかかっており、卒業式はおそらく3月8日(日)前後が限界ではないかなと思います。


参考文献

京極尚彦(監督).(2015).『ラブライブ!The School Idol Movie』(映画).2015 プロジェクトラブライブ!ムービー.(リストでサイトタイトルを囲む「」以外で断りのない「」内の言葉は全てこの作品から引用)
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2015.08.14 02:03 | ラブライブ! | トラックバック(-) | コメント(0) |
先日、魔騎士を受けてきました。188クレ目でした。その様子をレポートいたします。

まず、コース選びから。
当時既に単曲ノマゲクリアしていた課題曲は、放課後ストライド・Engraved Mark・有頂天ビバーチェ・Bad Apple!! feat. nomico・Absurd Gaff・メイガスナイト ~Arr.Demetori・Dynastyのみでした。これらの曲目からして、魔騎士を受けるなら候補コースは1B・1C・3A・3Cに絞られていました。
魔騎士では、3Aのメイガスナイト ~Arr.Demetori Demetori・PANIC HOLIC・Hyper☆Chipspaceの回が一般的に最も簡単と言われています。メイガスナイトはクリアしていましたが、PANIC HOLICは未クリア(約60%)、Hyper☆Chipspaceはサビの強化版セツナ配置のせいで未クリア(約40%)で、当時受かる見込みはありませんでした。
また、ボスが未プレイな1B・3Cに初見で挑むのはもっと危険でした(ブロックがあまりにも不足していてインプットすらできていませんでした)。3CのScarlet Pinheelがインプットに約2000Blcもかからなければ、たぶん3Cを選んでいたでしょう。
そして残ったのが、1CのBad Apple!! feat. nomico・Absurd Gaff・HAELEQUINの回のみでした。Bad Apple!! feat. nomicoは約95%クリア、Absurd Gaffは直前に100%クリアを達成していました。なお、HAELEQUINは初回で63%クラッシュをしたものの段々落ちてきていて直前で18%クラッシュをしていました。HAELEQUINは魔騎士の中でもクリアは相当難しい曲らしいと知ったのは魔騎士を受ける直前でしたが、できそうなコースがこれしかなく、できそうと感じていたので受けてしまいました。

魔騎士1C1曲目

1曲目はこのようになりました。14中盤で既にクリアしていたからか、安定して9300k・90%クリアができました。Sゲージだと95%は残りませんでしたが、次のGaffがあるのでカバーできる範囲内でした。

魔騎士1C2曲目

2曲目は以下のようになりました。悪林檎からちょっと回復し、95%まで戻りました。スコアは低く、途中で70%程度まで落ち込みましたが、後半で立て直してなんとか持ちこたえました。これならハーレができなくても通過できると思いました。

魔騎士1C3曲目

そして3曲目は以下のようになりました。ハーレは5回ほど練習していたので、中盤まではほぼ落とさずに高レートを保っていました。後半の難所直前では98%残っていました。これなら余裕だと思いました。
ところが、わずか十数秒の難所で、鍵盤苦手の私の地力では一気に削られていきました。だいたい適当に押していれば、EFゲージでは30~40%程度削られるだけで済んだのに、今回は3%まで落ちました。その落差、なんと95%。30%以下ではゲージ減少緩和があるのも考慮すると、圧倒的な落差です。ブラスターモードでもここまで一瞬で落ちた経験はなかったと思います。これは想定外でした。指を動かしながら、「あっ、落ちる」と直感して茫然としました。
難所の最後、ラスト直前のトリルのところがちゃんとハマったので、3%で減少を食い止めて5%でクリアできました。

と、こんな感じで、魔騎士に合格しました。まさかハーレにここまでやられるとは思ってもいませんでした。が、このコースは1,2曲目で100%近く取ってハーレ難所直前で95%程度残っていれば、乱打が苦手でもクリアできうることが証明されました。ただ、どう考えても通常は3Aの方が楽でしょう。ハイパーチップスペースのセツナ配置では適当に押したとしてもここまでは削られないでしょう。

そして、ハーレを超えた後にもう一段階難所がありました。称号変更プロンプトのときに写真を撮っていたら、なんと勝手にカーソルが移動し始めたのです。左右のつまみを回して見たものの、カーソル移動は止まりません。確率2分の1で称号を魔騎士に変更できるゲームと化しました。……負けました。そして称号は麗華のままになりました。
つまみの機構は放置してるとだんだん電気がたまって誤作動を起こすのかもしれません。強制終了や感電などがなければまあいいやとは思いますが、回転方向逆認識の問題もあり、つまみの電子回路はぜひとも改善してほしいと思いました。

なお、1コースでもクリアできそうなら次の段位を受けてしまうのは、「一応称号取ったんだしその課題曲までの譜面ならもっとできるはず」という謎の自信がよい影響になると思うからが大きい理由です。その後ボスに再び挑む時がつらいのですが、だいたいのコースがクリアできるようになってからでもいいのですが、先に合格できればアメと小さい目標が増えてメリットかなと思います。ただ、舞い上がり過ぎないようには気を付けています。まだ経験が浅いので、メンタル面やコンディションが技術面よりも影響があるので、メンタル面を優先した感じです。ただ、これにはかなりのトレードオフが生じる場合があるので、人によるでしょう。特に、1回で合格できなかった場合はたいていつらいことになると思います。雷電は1回取った後に他のコースに何度も挑戦してスキアナ落ちは経験しましたが、1回目ではないのであまりショックは大きくありませんでした。

以上、電子の雲の向こう側からお伝えしました。
2015.08.14 01:53 | SOUND VOLTEX | トラックバック(-) | コメント(0) |
ボルテでやった曲のうち、自分のためになったと思われる曲を列挙します。レベル順ではなく、メインで取り組んだ順番になっています。ただし、過去のものほど記憶が曖昧なので若干の前後がある可能性があります。

強い練習曲として(結構上に慣れるため)
  • 色は匂へど散りぬるを(ADV8)
  • 魔理沙は大変なものを盗んでいきました(ADV9)
  • チルノのパーフェクトさんすう教室(ADV10)
  • 炉心融解(EXH11)
  • 最速最高シャッターガール(ADV12)
  • 恋する☆宇宙戦争っ!! あばばばみっくす(ADV12)
  • 待チ人ハ来ズ。(EXH12)
  • Bad Apple!! feat. nomico(EXH12)
  • 色は匂へど散りぬるを(EXH12)
  • 秘封倶楽部の未踏世界(EXH12)
  • 明星ロケット(EXH13)
  • Attack on Dwarf(EXH13)
  • バタフライキャット(EXH12)
  • Nyan Cat(EXH13)
  • 炉心融解(INF13)
  • INDEPENDENT SKY(EXH13)
  • しゅわスパ大作戦☆ - SDVX Edit. -(EXH13)
  • 太陽はやめて!ぼくらのスカーレット警察(EXH13)
  • 魔理沙は大変なものを盗んでいきました(EXH13)
  • チルノのパーフェクトさんすう教室(EXH13)
  • 天狗の落とし文 feat.ytr(EXH13)
  • 恋する☆宇宙戦争っ!! あばばばみっくす(EXH14)
  • Lunatic Rough Party!!(EXH13)
  • ケロ⑨destiny(EXH14)
  • Help me, ERINNNNNN!!(EXH13)
  • 患部で止まってすぐ溶ける ~ 狂気の優曇華院(EXH14)
  • 流れ星と君の歌(EXH14)
  • 千年ノ理(EXH13)
  • Evans VolteX Pf arrange(EXH14)
  • アルストロメリア KURO-HACO Remix(EXH14)
  • Grip & Break down!! -SDVX Edit.-(EXH14)
  • Wuv U(pico/ustic rmx)(EXH14)
  • Last Battalion(EXH14)
  • freaky freak(EXH14)
  • こちら、幸福安心委員会です。(EXH14)
  • 幻想系世界修復少女(EXH14)
  • Lemures Prelude(EXH13)
  • Cirno Break(EXH14)
  • 雪女(EXH14)
  • Engraved Mark(EXH14)
  • TYCOON(EXH14)
  • In The Breeze(EXH14)
  • Mist Tek(EXH14)
  • 孤独の番人(EXH14)
  • Xepher Light and Darkness Dragon REMIX(EXH14)
  • 最速最高シャッターガール(EXH14)
  • 有頂天ビバーチェ(EXH14)
  • choux à la crème(EXH15)
  • Qubism(EXH15)

弱い導入として(適正でまずクリアするため)
  • 明星ロケット(ADV8)
  • 夕立、君と隠れ処(ADV9)
  • しゅわスパ大作戦☆ - SDVX Edit. -(ADV9)
  • 月に叢雲華に風(ADV9)
  • ケロ⑨destiny(ADV10)
  • Jump!(ADV10)
  • ナイト・オブ・ナイツ(ADV11)
  • アノ華咲クヤ(ADV11)
  • 西日暮里の踊り(EXH12)
  • エピクロスの虹はもう見えない(EXH12)
  • Just Be Friends(EXH12)
  • Flying!(EXH13)
  • Jump!(EXH13)
  • 君色サブリミナル(Arranged:Iceon)(EXH13)
  • 月に叢雲華に風(EXH13)
  • caramel ribbon(EXH13)
  • 六兆年と一夜物語(EXH14)
  • ミライプリズム(INF14)
  • げきオコスティックファイナリアリティぷんぷんマスタースパーク(INF14)
  • 君にエールを・・・!(DJ UTO REMIX)(EXH14)
  • 腐れ外道とチョコレゐト(EXH14)
  • ルービックキューブ(EXH14)
  • Dawn of Asia(EXH14)
  • 幻想のサテライト(EXH14)
  • 突撃!ガラスのニーソ姫! D.watt nu-denpa RMX (EXH14)
  • ナイト・オブ・ナイツ(EXH14)
  • GAMBOL (dfk SLC rmx)(INF14)
  • #Fairy_dancing_in_lake(EXH14)
  • She is my wife すーぱーアイドル☆ミツル子Remixちゃん(EXH14)
  • ウバワレ(EXH14)
  • 妖隠し -あやかしかくし-(EXH14)
  • Dynasty(EXH15)
  • Absurd Gaff(EXH15)

(おまけ)好きな曲
  • FLOWER REDALiCE Remix
  • しゅわスパ大作戦☆ - SDVX Edit. -
  • Nyan Cat
  • taboo tears you up 2008
  • caramel ribbon
  • 六兆年と一夜物語
  • Lunatic Rough Party!!
  • Dawn of Asia
  • INDEPENDENT SKY
  • Last Battalion
  • Ha・lle・lu・jah
  • 雪女
  • 大宇宙ステージ

2015.08.08 01:13 | SOUND VOLTEX | トラックバック(-) | コメント(0) |
どうもこんにちは。また劇場版ラブライブ!を観てきました。8週目の特典は旅のしおりと色紙とスクフェスSRシリアルでした。色紙増刷分は6週目くらいの入場者プレゼントにプラスして配布されているようですね。9週目もまた違う入場者プレゼントがあるようなので、もう1回くらいは観に行きたいです。
今回再び映画を観て色々と判明したことや感想があったので書きます。やはり完全にネタバレを含むので観てない方は回れ右です。



















作画ミスその2

作画ミスの指摘を2つ追加しておきます。
NYの通りで「LOVE」のモニュメントがあるところ。記憶が正しければ、最初の作画だけLOVEが左から赤緑青黄でした。それ以降のカットでは左から赤緑黄青だったことを確認しています。
映画を観た誰もが気付く作画ミスとして、真姫の曲を聴くイヤホンのケーブルが最初はまとまっているのに凛と海未が聴くときには根本から左右にわかれています。いくつかあった作画ミスでも、ストーリー進行の都合上作画し直しが不可能なこのミスが一番深刻なミスです。円盤が出るときには、元から分かれているイヤホンとして描くか、直さないか、の2択になるでしょう。


異様なSUN推しの意味

これまでの考察で、本作の本当のテーマは『SUNNY DAY SONG』であると主張しました。さて、本作では様々なシーンに”Sun”が散りばめられていることに気付いたので紹介します。
アニメーション制作は「SUNRISE」です。
最初に空港の場面で希が引いたタロットカードは正位置の「19 THE SUN」です。
タクシーの上の番号は「1230」ですが、前に付いているナンバープレートは「SUN……」から始まっています。
また、海未たちが間違って着いたホテルの名前は「Sunrise Hotel」です。
秋葉原から御茶の水間で2回目に女性シンガーに会う場所のコンビニの名前は「SUN MART」です。
その他、私は見逃したがSUNとつくものはまだまだあったのかもしれません。
このSUNというのは、文字としてもオブジェクトとしても本作ではたくさん登場します。アニメーション制作がSUNRISEなのは直接は関係ないでしょうが、SUN(太陽)というのはアニメ作品の『ラブライブ!』のストーリーの上で最も重要なものの象徴だと考えられます。
アニメ作品の『ラブライブ!』はミュージカルです。その要素として重要なのが、他の考察でもよく論じられているように、穂乃果=太陽(神)として世界が回っていて、穂乃果たちの心情が天気や信号などの演出に反映されるということです。
2期1話の「雨やめー!」は今後の良い兆しを予感させるものですが、これはまさに神通力として描かれており、穂乃果の神性がよくわかる部分です。
2期8話の信号のシーンはとても良くできていました。詳しく知りたい方は「ラブライブ!2期9話の何がすごいのか - 映像の原則から読み取る -告白Pの色々やってます - ブロマガ」(http://ch.nicovideo.jp/kouji/blomaga/ar164168)などをご覧ください。とてもわかりやすく解説されています。
本作でも、1回目に女性シンガーと会った帰り道にも信号が登場していますね。
穂乃果は解散するべきかしないべきか悩みます。2回目に女性シンガーと会う日はあいにくの雨なのです。これは穂乃果たちの心情がよどんでいて晴れていないから必然的に雨なのだと感じられます。そして、絵里からメールが来てやはり解散を選んで「その瞬間を輝こうとする、スクールアイドルが好き」という答えが見つかった日は、晴れです。これは穂乃果たちの心の雲が晴れたことと連動しています。
そして、スペシャルライブは快晴で、文字通り『SUNNY DAY SONG』を晴れの日に歌うことになります。
穂乃果が語るのは、スクールアイドルは誰もが輝けるもの、つまり太陽になれるということです。アニメ版『ラブライブ!』は、皆が太陽になれるを理想として描かれています。ただ、2期3話、2期8話で見られるように、頑張れば必ず勝負に勝てる世界を描いているわけではないことには一応注意が必要です。
ちなみに、最初の池を飛び越えるシーンで、池の直径は約3mくらいあると考えられ、池の両端であわせて50cmほど余しています。小学2年生(7~8歳)相当だとすると、小2の女子走り幅跳びの記録は3m前後なので、もし小2だとしたら柔らかい地面からの踏切で3m50cmくらい飛んでいることを考えると穂乃果は走り幅跳び日本一になれると思います。もちろん神通力なのですが。


小ネタ

初日に穂乃果たちがチーズケーキを食べたレストランの名前は「Sisters RESTAURANT BAR」です。最初に女性シンガーと会うときに見える店「FATHER'S PIZZA」とは異なり、所有格になっていないのが謎でした。
花陽がご飯を食べる店の名前は「GOHAN-YA」です。

海未VSことりのババ抜き勝負は、
海未が左に赤のJOKER・右にハートのA、ことりがダイヤのAを持っています。女子なので赤いスートにしたのでしょう。

OPの登場人物紹介の順番は、ことり→真姫→にこ→絵里→凛→花陽→希→海未→穂乃果です。
NYの公園ステージでは下手から海未・真姫・希・絵里・穂乃果・ことり・花陽・にこ・凛の順番です。アメリカ人3人衆に話しかけられなかったら『Angelic Angel』の踊りを練習しようとしたのでしょうが、この順であることに意味はなさそうです。
『Hello, 星を数えて』のサビでは下手から真姫・凛・花陽の順番です。
GOHAN-YAを出て歩く組み合わせは、下手から、前が穂乃果・真姫・絵里で、後ろが凛・花陽・ことりです。前のキャラはμ's解散・スクールアイドル卒業に前向きで、後ろのキャラはμ's解散に積極的ではありません。前後で気持ちの強さを表しています。
『?←HEARTBEAT』の最後では下手から絵里・にこ・希の順番です。
穂乃果がスペシャルライブの話をするときの順番は、下から見上げて、
  に え
り (空) は
 ま   の
 こほう
の順番です。
真姫の曲を皆で試聴するときの部室での座席は、
 に
う□え
ほ□の
こ□は
り□ま
です。海未と凛の間の約2mを作画ミスのイヤホンが繋ぐことになります。
『Future style』のサビでは下手から海未・穂乃果・ことりの順番です。
『僕たちはひとつの光』の最初では時計回りに穂乃果→海未→凛→花陽→にこ→絵里→絵里→希→ことり→真姫の順で円になっています。

制服のリボンは4枚羽に見えるように結ばれており、下手側の上下2枚と上手側の上1枚には縦の濃い線が2本ずつ入っていますが、上手側の下1枚では2本の濃い線は縦ではなく横になっています。


雪穂と亜里沙がμ'sの解散を知るまで

スペシャルライブ前日練習の前に穂乃果がμ's解散を宣言しますが、このとき雪穂は「お姉ちゃん……」と驚き、亜里沙は涙ぐみます。実は、この2人はこの時までμ'sが解散することを知らなかったのですね。海未が解散のことを「μ'sのメンバー以外には言ってませんでした」というのは、なんと雪穂と亜里沙にすら言っていなかったことになります。
これを知ると見えてくるものがあります。
穂乃果が自室でどうすべきか悩んでいる。
雪穂と亜里沙が入ってくる。
雪穂「お姉ちゃん、ちょっといい?」
(中略)
雪穂「(略)練習場所あるかな?」
穂乃果「(略)やっぱり屋上かな」
雪穂「えっ。それじゃお姉ちゃんたちが」
穂乃果「大丈夫だよ。屋上は広いし、少し離れれば音も聞こえないから。(略)ひそーっと」
雪穂「ダメダメ! まだ始めたばかりなんだから!」
穂乃果、言い出しかけて何かに気付き顔を曇らせる。
亜里沙「楽しく……ないの?」
穂乃果「楽しい?」
雪穂「そうだよ! ……」
亜里沙「……μ'sには楽しくいてほしいです」
(後略)
のシーン。劇伴とセリフがマッチしていてとても感動的で重要な場面です。最初この場面を見たとき、穂乃果は悩んでいるので笑えなかったのかと思っていました。確かにそれもあるのですが、よく考えてみると、μ'sは解散しようとなっている状況で、穂乃果も雪穂たちもこれからもμ'sが練習を続けていく前提で話を進めていたのです。もちろん、雪穂と亜里沙はμ'sが解散するかもしれないことを知らないことが明らかです。穂乃果は、雪穂の「それじゃお姉ちゃんたちが」という言葉に対して”私たちもいるけど”と前置きして話してしまうのです。今まで毎日μ'sとしてやってきたので、μ'sであることが当たり前になっていて、もう練習しないかもしれないということを実感できていなかったのです。自分で話していてそれに気付き、黙ってしまいます。雪穂と亜里沙に打ち明けようかすらまだ決心できていなかったどころか考えすらしていなかったのでしょう。
そんなことを知らない雪穂と亜里沙は、解散などとはつゆ知らず、穂乃果たちがスランプに陥っているのではないかと考えて元気付けようとします。これは的外れなのですが、穂乃果はこれまでを振り返って楽しかったことを気付かされました。これが穂乃果の後の気付きである「ここまで来れたのは偶然じゃない。思いっきり夢中になれたから。そして、最高に楽しかったから!」に繋がるのです。
そして、次に雪穂たちにその話題を振るのは解散宣言です。それまでに、穂乃果はμ'sメンバー以外の生徒は全く伝えなかったのです(本作では描かれていませんが、事前に親鳥には伝えていたのでしょう。そしてあれだけのステージを作るだけの資金と材料をUTXと協力して数日で工面してもらったのでしょう)。


ライブシーンは合成か?

『Angelic Angel』のライブシーンの撮影地と、劇場版の聖地に関しては、「【ネタバレ注意!】劇場版ラブライブ!ニューヨーク聖地まとめ - NAVER まとめ」(http://matome.naver.jp/odai/2143424575331554801)のリンクをご覧ください。

『Hello, 星を数えて』は、空間的なワープがあるので確実に合成です。この曲はこれこそまさにミュージカルという感じがしますが、実際のミュージカルでは技術的制約があるのでここまできっちりとは周囲や背景を変化させることはできません。この点が生でない映像ミュージカル作品の大きな強みだと思います。
『Angelic Angel』では、主にタイムズスクエアでの映像が流れますが、ときどき背景がセントラルパークに切り替わります。これは普通に考えたらライブ中継では技術的にほぼ不可能です。これも、写実主義ではなく印象主義であり、ミュージカルっぽさが感じられます。現実的に考えるなら事後の合成です。
『?←HEARTBEAT』も、テレビ内の映像は別撮りする必要があるので、やはり生ではなく、現実的に考えるなら合成になります。
『Future style』は完全にライブだと感じます。他の5曲とは異なりこの曲だけ衣装が普通で、物語をスタートさせた等身大の2年生3人がそのまま戯れて踊るというのは非常に特別なライブシーンだと思います。なお、本作を2~3回観た頃の私は他の5曲は前後のストーリーも含めて容易に思い出せるのに、この曲だけ全く思い出せませんでした。これには何かあるのかなと思いましたが、この曲だけは他と違って今までのまとめの曲になっているのですね。この曲は解散を決めた直後の曲なので最初の走るカットが右から左に走っており、「Future」と言いながら完全に今までのμ'sが今これから輝くのだという”過去ありきの現在”を見ているのが印象的でした。
『SUNNY DAY SONG』は途中が様々なカットで遮られますが、ライブシーン自体は完全に生だと感じます。
『僕たちはひとつの光』はCGの力を借りている印象は免れえないものの、CGを投影するもしくは印象を描いた生の感じがあります。表現形態としては、最近よくあるアイドルアニメのライブシーンと同様ですね。ただ、これは今後プロジェクションマッピングの発達により実際のライブでも一部を再現できるようになる可能性があるので、今後が楽しみです。こういう技術の応用に携わってみたいものです。


参考文献

京極尚彦(監督).(2015).『ラブライブ!The School Idol Movie』(映画).2015 プロジェクトラブライブ!ムービー.(リストでサイトタイトルを囲む「」以外で断りのない「」内の言葉は全てこの作品から引用)


次回予告

次回のラブライブ!考察は、劇場版での時間経過をまとめたいと思います。
2015.08.02 23:29 | ラブライブ! | トラックバック(-) | コメント(0) |