東方の海

サブカル考察など。

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どうもこんにちは。また劇場版ラブライブ!を観てきました。8週目の特典は旅のしおりと色紙とスクフェスSRシリアルでした。色紙増刷分は6週目くらいの入場者プレゼントにプラスして配布されているようですね。9週目もまた違う入場者プレゼントがあるようなので、もう1回くらいは観に行きたいです。
今回再び映画を観て色々と判明したことや感想があったので書きます。やはり完全にネタバレを含むので観てない方は回れ右です。



















作画ミスその2

作画ミスの指摘を2つ追加しておきます。
NYの通りで「LOVE」のモニュメントがあるところ。記憶が正しければ、最初の作画だけLOVEが左から赤緑青黄でした。それ以降のカットでは左から赤緑黄青だったことを確認しています。
映画を観た誰もが気付く作画ミスとして、真姫の曲を聴くイヤホンのケーブルが最初はまとまっているのに凛と海未が聴くときには根本から左右にわかれています。いくつかあった作画ミスでも、ストーリー進行の都合上作画し直しが不可能なこのミスが一番深刻なミスです。円盤が出るときには、元から分かれているイヤホンとして描くか、直さないか、の2択になるでしょう。


異様なSUN推しの意味

これまでの考察で、本作の本当のテーマは『SUNNY DAY SONG』であると主張しました。さて、本作では様々なシーンに”Sun”が散りばめられていることに気付いたので紹介します。
アニメーション制作は「SUNRISE」です。
最初に空港の場面で希が引いたタロットカードは正位置の「19 THE SUN」です。
タクシーの上の番号は「1230」ですが、前に付いているナンバープレートは「SUN……」から始まっています。
また、海未たちが間違って着いたホテルの名前は「Sunrise Hotel」です。
秋葉原から御茶の水間で2回目に女性シンガーに会う場所のコンビニの名前は「SUN MART」です。
その他、私は見逃したがSUNとつくものはまだまだあったのかもしれません。
このSUNというのは、文字としてもオブジェクトとしても本作ではたくさん登場します。アニメーション制作がSUNRISEなのは直接は関係ないでしょうが、SUN(太陽)というのはアニメ作品の『ラブライブ!』のストーリーの上で最も重要なものの象徴だと考えられます。
アニメ作品の『ラブライブ!』はミュージカルです。その要素として重要なのが、他の考察でもよく論じられているように、穂乃果=太陽(神)として世界が回っていて、穂乃果たちの心情が天気や信号などの演出に反映されるということです。
2期1話の「雨やめー!」は今後の良い兆しを予感させるものですが、これはまさに神通力として描かれており、穂乃果の神性がよくわかる部分です。
2期8話の信号のシーンはとても良くできていました。詳しく知りたい方は「ラブライブ!2期9話の何がすごいのか - 映像の原則から読み取る -告白Pの色々やってます - ブロマガ」(http://ch.nicovideo.jp/kouji/blomaga/ar164168)などをご覧ください。とてもわかりやすく解説されています。
本作でも、1回目に女性シンガーと会った帰り道にも信号が登場していますね。
穂乃果は解散するべきかしないべきか悩みます。2回目に女性シンガーと会う日はあいにくの雨なのです。これは穂乃果たちの心情がよどんでいて晴れていないから必然的に雨なのだと感じられます。そして、絵里からメールが来てやはり解散を選んで「その瞬間を輝こうとする、スクールアイドルが好き」という答えが見つかった日は、晴れです。これは穂乃果たちの心の雲が晴れたことと連動しています。
そして、スペシャルライブは快晴で、文字通り『SUNNY DAY SONG』を晴れの日に歌うことになります。
穂乃果が語るのは、スクールアイドルは誰もが輝けるもの、つまり太陽になれるということです。アニメ版『ラブライブ!』は、皆が太陽になれるを理想として描かれています。ただ、2期3話、2期8話で見られるように、頑張れば必ず勝負に勝てる世界を描いているわけではないことには一応注意が必要です。
ちなみに、最初の池を飛び越えるシーンで、池の直径は約3mくらいあると考えられ、池の両端であわせて50cmほど余しています。小学2年生(7~8歳)相当だとすると、小2の女子走り幅跳びの記録は3m前後なので、もし小2だとしたら柔らかい地面からの踏切で3m50cmくらい飛んでいることを考えると穂乃果は走り幅跳び日本一になれると思います。もちろん神通力なのですが。


小ネタ

初日に穂乃果たちがチーズケーキを食べたレストランの名前は「Sisters RESTAURANT BAR」です。最初に女性シンガーと会うときに見える店「FATHER'S PIZZA」とは異なり、所有格になっていないのが謎でした。
花陽がご飯を食べる店の名前は「GOHAN-YA」です。

海未VSことりのババ抜き勝負は、
海未が左に赤のJOKER・右にハートのA、ことりがダイヤのAを持っています。女子なので赤いスートにしたのでしょう。

OPの登場人物紹介の順番は、ことり→真姫→にこ→絵里→凛→花陽→希→海未→穂乃果です。
NYの公園ステージでは下手から海未・真姫・希・絵里・穂乃果・ことり・花陽・にこ・凛の順番です。アメリカ人3人衆に話しかけられなかったら『Angelic Angel』の踊りを練習しようとしたのでしょうが、この順であることに意味はなさそうです。
『Hello, 星を数えて』のサビでは下手から真姫・凛・花陽の順番です。
GOHAN-YAを出て歩く組み合わせは、下手から、前が穂乃果・真姫・絵里で、後ろが凛・花陽・ことりです。前のキャラはμ's解散・スクールアイドル卒業に前向きで、後ろのキャラはμ's解散に積極的ではありません。前後で気持ちの強さを表しています。
『?←HEARTBEAT』の最後では下手から絵里・にこ・希の順番です。
穂乃果がスペシャルライブの話をするときの順番は、下から見上げて、
  に え
り (空) は
 ま   の
 こほう
の順番です。
真姫の曲を皆で試聴するときの部室での座席は、
 に
う□え
ほ□の
こ□は
り□ま
です。海未と凛の間の約2mを作画ミスのイヤホンが繋ぐことになります。
『Future style』のサビでは下手から海未・穂乃果・ことりの順番です。
『僕たちはひとつの光』の最初では時計回りに穂乃果→海未→凛→花陽→にこ→絵里→絵里→希→ことり→真姫の順で円になっています。

制服のリボンは4枚羽に見えるように結ばれており、下手側の上下2枚と上手側の上1枚には縦の濃い線が2本ずつ入っていますが、上手側の下1枚では2本の濃い線は縦ではなく横になっています。


雪穂と亜里沙がμ'sの解散を知るまで

スペシャルライブ前日練習の前に穂乃果がμ's解散を宣言しますが、このとき雪穂は「お姉ちゃん……」と驚き、亜里沙は涙ぐみます。実は、この2人はこの時までμ'sが解散することを知らなかったのですね。海未が解散のことを「μ'sのメンバー以外には言ってませんでした」というのは、なんと雪穂と亜里沙にすら言っていなかったことになります。
これを知ると見えてくるものがあります。
穂乃果が自室でどうすべきか悩んでいる。
雪穂と亜里沙が入ってくる。
雪穂「お姉ちゃん、ちょっといい?」
(中略)
雪穂「(略)練習場所あるかな?」
穂乃果「(略)やっぱり屋上かな」
雪穂「えっ。それじゃお姉ちゃんたちが」
穂乃果「大丈夫だよ。屋上は広いし、少し離れれば音も聞こえないから。(略)ひそーっと」
雪穂「ダメダメ! まだ始めたばかりなんだから!」
穂乃果、言い出しかけて何かに気付き顔を曇らせる。
亜里沙「楽しく……ないの?」
穂乃果「楽しい?」
雪穂「そうだよ! ……」
亜里沙「……μ'sには楽しくいてほしいです」
(後略)
のシーン。劇伴とセリフがマッチしていてとても感動的で重要な場面です。最初この場面を見たとき、穂乃果は悩んでいるので笑えなかったのかと思っていました。確かにそれもあるのですが、よく考えてみると、μ'sは解散しようとなっている状況で、穂乃果も雪穂たちもこれからもμ'sが練習を続けていく前提で話を進めていたのです。もちろん、雪穂と亜里沙はμ'sが解散するかもしれないことを知らないことが明らかです。穂乃果は、雪穂の「それじゃお姉ちゃんたちが」という言葉に対して”私たちもいるけど”と前置きして話してしまうのです。今まで毎日μ'sとしてやってきたので、μ'sであることが当たり前になっていて、もう練習しないかもしれないということを実感できていなかったのです。自分で話していてそれに気付き、黙ってしまいます。雪穂と亜里沙に打ち明けようかすらまだ決心できていなかったどころか考えすらしていなかったのでしょう。
そんなことを知らない雪穂と亜里沙は、解散などとはつゆ知らず、穂乃果たちがスランプに陥っているのではないかと考えて元気付けようとします。これは的外れなのですが、穂乃果はこれまでを振り返って楽しかったことを気付かされました。これが穂乃果の後の気付きである「ここまで来れたのは偶然じゃない。思いっきり夢中になれたから。そして、最高に楽しかったから!」に繋がるのです。
そして、次に雪穂たちにその話題を振るのは解散宣言です。それまでに、穂乃果はμ'sメンバー以外の生徒は全く伝えなかったのです(本作では描かれていませんが、事前に親鳥には伝えていたのでしょう。そしてあれだけのステージを作るだけの資金と材料をUTXと協力して数日で工面してもらったのでしょう)。


ライブシーンは合成か?

『Angelic Angel』のライブシーンの撮影地と、劇場版の聖地に関しては、「【ネタバレ注意!】劇場版ラブライブ!ニューヨーク聖地まとめ - NAVER まとめ」(http://matome.naver.jp/odai/2143424575331554801)のリンクをご覧ください。

『Hello, 星を数えて』は、空間的なワープがあるので確実に合成です。この曲はこれこそまさにミュージカルという感じがしますが、実際のミュージカルでは技術的制約があるのでここまできっちりとは周囲や背景を変化させることはできません。この点が生でない映像ミュージカル作品の大きな強みだと思います。
『Angelic Angel』では、主にタイムズスクエアでの映像が流れますが、ときどき背景がセントラルパークに切り替わります。これは普通に考えたらライブ中継では技術的にほぼ不可能です。これも、写実主義ではなく印象主義であり、ミュージカルっぽさが感じられます。現実的に考えるなら事後の合成です。
『?←HEARTBEAT』も、テレビ内の映像は別撮りする必要があるので、やはり生ではなく、現実的に考えるなら合成になります。
『Future style』は完全にライブだと感じます。他の5曲とは異なりこの曲だけ衣装が普通で、物語をスタートさせた等身大の2年生3人がそのまま戯れて踊るというのは非常に特別なライブシーンだと思います。なお、本作を2~3回観た頃の私は他の5曲は前後のストーリーも含めて容易に思い出せるのに、この曲だけ全く思い出せませんでした。これには何かあるのかなと思いましたが、この曲だけは他と違って今までのまとめの曲になっているのですね。この曲は解散を決めた直後の曲なので最初の走るカットが右から左に走っており、「Future」と言いながら完全に今までのμ'sが今これから輝くのだという”過去ありきの現在”を見ているのが印象的でした。
『SUNNY DAY SONG』は途中が様々なカットで遮られますが、ライブシーン自体は完全に生だと感じます。
『僕たちはひとつの光』はCGの力を借りている印象は免れえないものの、CGを投影するもしくは印象を描いた生の感じがあります。表現形態としては、最近よくあるアイドルアニメのライブシーンと同様ですね。ただ、これは今後プロジェクションマッピングの発達により実際のライブでも一部を再現できるようになる可能性があるので、今後が楽しみです。こういう技術の応用に携わってみたいものです。


参考文献

京極尚彦(監督).(2015).『ラブライブ!The School Idol Movie』(映画).2015 プロジェクトラブライブ!ムービー.(リストでサイトタイトルを囲む「」以外で断りのない「」内の言葉は全てこの作品から引用)


次回予告

次回のラブライブ!考察は、劇場版での時間経過をまとめたいと思います。
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2015.08.02 23:29 | ラブライブ! | トラックバック(-) | コメント(0) |












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